日産クロッシングでは、2018年8月2日から「よみがえる名車シリーズ~日産の走りへの情熱~」という展示イベントを開催している。
展示は期間によって第1回から第3回まであり、第1回(2018年8月2日から8月22日)がプリンスR380、第2回(2018年8月23日から9月3日) がダットサンスポーツ1600、第3回(2018年9月4日から9月15日) がスカイラインGT-R(通称ケンメリGT-R)の予定となっている。
今回は第2回の展示として2018年8月23日から9月3日まで展示されている、ダットサンスポーツ 1600を紹介する。
ダットサンスポーツ 1600(1968年・SPL311型)
今回展示されているダットサンスポーツ1600は、フェアレディ1600(SP311型)の輸出仕様である。
フェアレディ1600は1965年(昭和40年)5月、それまでのフェアレディ1500のマイナーチェンジとして登場。
エンジン、トランスミッション、シャシーが初代シルビアと同一となったため、フロントブレーキがドラムからディスクとなった。
1967年(昭和42年)3月にフェアレディ2000が追加された後も販売が続けられ、1967年(昭和42年)11月には、北米の安全基準を満たすためにインストルメントパネルを覆うパッドやヘッドレスト、3点式シートベルトの追加やフロントガラス(ウインドスクリーン)の上下寸法の拡大が行われた。
マニアの間では、1965年5月から1967年10月までのモデルは「ローウインドスクリーン」、1967年11月以降のモデルは「ハイウインドスクリーン」と呼ばれている。
今回の展示車は北米仕様で左ハンドルとなっている他、バンパーにオーバーライダーが装備されている。
第1回展示のプリンスR380の記事は下記リンクを参照。
ダットサンスポーツ 1600 主要諸元
ヘリテージコレクションNo.279
全長:3,955㎜
全幅:1,495㎜
全高:1,325㎜
ホイールベース:2,280㎜
トレッド(前/後):1,275mm/1,200mm
車両重量:945㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/半楕円リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:5.60S-14-4PR
ダットサンスポーツ 1600 エンジン主要諸元
エンジン型式:R型(直列4気筒・OHV)
総排気量:1,595㏄
最高出力:71kW(95ps)/6,000rpm
最大トルク:140N・m(14.3kgm)/4,000rpm