「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」が、横浜市にあるパシフィコ横浜で2019年5月22日~24日に開催された。
日産「リーフ NISMO RC_02」には東レのカーボンモノコックやサブフレームが採用されており、東レブースに前後のカウルを外した状態で展示された。
リーフ NISMO RC_02のカーボンモノコック・サブフレーム
モノコックシャシー:147.5㎏
サブフレーム(前後共通):26.5㎏/式
クラッシュボックス:21.6㎏
リーフ NISMO RC_02の主要構造部品の開発と製造は、東レ・カーボンマジック株式会社が手掛けた。
モノコック、サブフレーム、ルーフはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製となっている。
リーフ NISMO RC_02のカーボンモノコックは、前モデルをベースに開発された。
モーターが2基となりバッテリー容量も増加したためさらなる軽量化が必要となり、主要構造部品のモノコック、サブフレームをオートクレーブ工法でCFRP化。
サブフレーム(サスペンションが取り付けられている部分)はおよそ25%軽量化し、前後共通とすることでコストダウンを図った。
先端の細い部分はクラッシュボックス。
ルーフはVaRTM工法を採用。
プリプレグ材やオートクレーブの設備を必要としないため、シンプルな形状の部品でコストダウンが可能となる。
人とくるまのテクノロジー展2018の東レブースに展示された、GT-R GT500のカーボンモノコックは下記リンクから。
https://nissangallery.jp/nissan-news/toray_201806/