日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年6月9日から6月28日まで、ル・マン24時間レースに関連した展示が行われている。

今回は1990年(平成2年)のル・マン24時間レースに出場したR90CKを紹介する。

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ニッサン R90CK(1990年・R90CK型)

ニッサン R90CK

ヨーロッパの日産ワークスであるNMEとローラ社の共同開発によるマシンで、NMEがWSPC(世界スポーツプロトタイプカー選手権)に参戦するために開発された。

ニッサン R90CK

1990年のル・マン24時間レースでは日・米・欧それぞれの日産ワークスであるニスモ・NPTI・NMEから合計5台が参戦した。

しかし、3つのワークスチームはコミュニケーションがうまくいっていたわけではなく、むしろ反目しあうような関係だったため、マシントラブルの対策などの情報が共有されなかった。

そのため、決勝ではNMEの24号車と25号車がミッショントラブルでリタイアしたが、ニスモとNPTIは事前にミッションに対策をしていた。

しかしトラブルはそれで終わらず、NPTIの83号車は燃料漏れでリタイアし、84号車はペースが上がらず17位でゴール。
ニスモの23号車はペースは速いもののブレーキの耐久性に問題があったため、頻繁にブレーキ交換を行い5位でゴールした。

ニッサン R90CK

5台体制で臨んだにもかかわらず結果を出せなかったことから、日産は翌1991年以降ル・マンへの参戦を取りやめる。
そして1995年(平成7年)にニスモからエントリーしたGT-R LMでル・マンに復帰した。

今回の展示車である84号車は、NPTIからエントリーし予選25位、決勝17位となった車両である。

ニッサン R90CK

ヘリテージコレクションNo.165
全長:4,800rpm
全幅:1,990㎜
全高:1,100㎜
ホイールベース:2,749㎜
トレッド(前/後):1,600㎜/1,560㎜
車両重量:900㎏以上
サスペンション(前後共):ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前後共):14インチベンチレーテッドディスク
タイアサイズ(前/後):320-350-18/350-750-19

エンジン主要諸元

エンジン型式:VRH35Z(V型8気筒DOHCツインターボ)
総排気量:3,496㏄
最高出力:587kW(800ps)以上/7,600rpm
最大トルク:784N・m(80.0kgm)以上/5,600rpm

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