日産 R86Vを展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年6月9日から6月28日まで、ル・マン24時間レースに関連した展示が行われている。

今回は1986年のル・マン24時間レースに出場したR86Vを紹介する。

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ニッサン R86V(1986年・R86V型)

ニッサン R86V

1986年(昭和61年)シーズン用に制作されたプロトタイプレーシングカー(グループC)で、英・マーチエンジニアリング社製のシャシーに日産のVG30エンジンをツインターボ化して搭載している。

両サイドにラジエーターを配置した、サイドラジエーター方式で空力性能を向上。

ニッサン R86V

ホイールは英・ダイマグ(DYMAG)社製が採用される。
タイアサイズはフロント280-600-16、リア350-680-16。

ニッサン R86V

デビュー戦は全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)の開幕戦となる鈴鹿500㎞レースで、星野一義・萩原光組でエントリーしたが、予選中にエンジンから出火したため決勝をスタートすることができなかった。
第2戦の富士1000㎞では5位完走を果たしている。
第3戦以降は星野一義・中子修組のマシンとして使用された。

ニッサン R86V

1986年ル・マン24時間レースには星野一義・松本恵二・鈴木亜久里組で出場したが、決勝では4時間でリタイアした。

ニッサン R86V

ヘリテージコレクションNo.108
全長:4,794㎜
全幅:1,985㎜
全高:1,094㎜
ホイールベース:2,671㎜
トレッド(前/後):1,602㎜/1,553㎜
車両重量:850㎏以上
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前後共):4ピストン13インチベンチレーテッドディスク
タイア:280-600-16/350-680-16

エンジン主要諸元

エンジン型式:VG30(V型6気筒・SOHCツインターボ)
総排気量:2,966㏄
最高出力:500kW(680ps)以上/8,000rpm
最大トルク:735N・m(75.0kgm)以上/5,500rpm

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