日産の電気自動車「リーフ」が初のフルモデルチェンジを受けて2代目・ZE1型となり、2017年9月6日に発表された。
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは2017年9月6日から11月12日まで新型リーフ展示イベントが開催されており、9月20日までは日産が2000年に発売した電気自動車「ハイパーミニ」も展示されている。
ハイパーミニ(2000年・EAO型)
1997年(平成9年)の東京モーターショーで発表され、2000年(平成12年)2月に発売されたハイパーミニは、2人乗りのコンパクトなシティコミューターとして開発された。
リチウムイオン電池とネオジム磁石同期モーターを搭載し、電池の軽量化と高出力・低コストを実現していた。
カーシェアリングを想定したICカードタイプのキーレスエントリーの採用も画期的で、実際に横浜市と海老名市でカーシェアリングの社会実験も行われた。
最高速度100㎞/h、航続距離115㎞とシティコミューターとして十分な性能を持ち、ランフラットタイヤやアルミフレームの採用など先進的だった。
当時のキャッチコピーは「いっぱい走れる1km、1円。100㎞走って、たったの100円。」という時代を先取りしたものだった。
ハイパーミニ 主要諸元
ヘリテージコレクションNo.289
全長:2,665㎜
全幅:1,475㎜
全高:1,550㎜
ホイールベース:1,890㎜
トレッド(前/後):1,290mm/1,270mm
車両重量:840㎏
サスペンション(前後共):ストラット
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイア(前/後):145-65R14ランフラット/165-60R14ランフラット
ハイパーミニ モーター主要諸元
モーター型式:交流同期電動機(ネオジム磁石同期モーター)
最高出力:24kW(33ps)
最大トルク:130N・m(13.3kgm)