37万キロを走破したフェアレディZパトカーを展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2014年7月19日から8月31日まで、フェアレディ240ZG ハイウェイパトロールカーを展示している。

このパトカーは1972年(昭和47年)3月から1980年(昭和55年)まで神奈川県警高速隊で使用され、走行距離は37万㎞。

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廃棄処分を免れたZ

240ZGパトカー

パトカーならではの特別仕様として、赤色回転灯やサイレンが装備されている。
240ZGの特徴である延長されたノーズの下はサイレンを納めるためか、下方に膨らみが追加され、小さい穴も開けられている。

240ZGパトカー

左リアフェンダーにもサイレン用と思われるネットが装着されている。

240ZGパトカー

エンジンはバルブとキャブレターの大型化、ポート研磨といったチューニングが施されていたという。

パトカーは退役後、機密保持のために廃棄処分されるが、この車両は退役後に神奈川県警交通安全センターで展示。
交通安全センターの閉鎖後も保存され、熱心なZファンの尽力によって2004年に「公道走行をしない」という条件で神奈川県警から日産自動車に返還された。

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フェアレディ240ZG ハイウェイパトロールカー(1972年 HS30型)

ヘリテージコレクションNo.329
全長:4,305㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,285㎜
ホイールベース:2,305㎜
トレッド(前/後):1,355/1,345㎜
車両重量:1,010㎏以上
サスペンション(前/後):ストラット式/ストラット式
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム(アルミフィン付)
タイア:175-HR14

エンジン主要諸元(ノーマル車)

エンジン型式:L24(直列6気筒・OHC)
総排気量:2,393㏄
最高出力:110kW(150ps)/5,600rpm
最大トルク:206N・m(21.0kgf・m)/4,800rpm

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