日産「スカイライン」が2019年7月16日にマイナーチェンジを発表した(発売は9月)。
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは7月16日から8月1日まで新型スカイラインの展示イベントが開催され、車両と同時にエンジンとステアリングの技術展示も行われた。
入場は無料。
ハイブリッドシステム「インテリジェント デュアルクラッチ コントロール」
搭載車種:フーガ ハイブリッド、シーマ ハイブリッド、スカイライン ハイブリッド
ダイレクトなレスポンスと環境性能の向上を両立した、日産独自のパラレルハイブリッドシステム。
1モーター2クラッチのインテリジェント デュアルクラッチ コントロールやリチウムイオンバッテリーを採用している。
主要諸元(スカイライン ハイブリッド)
エンジン型式:VQ35HR
総排気量:3,498㏄
圧縮比:10.6
最高出力:225kW(306ps)/6,800rpm
最大トルク:350N・m(35.7kgfm)/5,000rpm
モーター型式:HM34
最高出力:50kW
最大トルク:290N・m
VR30DDTTエンジン
水冷式インタークーラー、電動式VVT(可変動弁)システムの他、400Rにはスピードセンサー付小径ターボチャージャーを搭載。
レスポンスとハイパワーを両立させた、V型6気筒直噴エンジン。
VR30DDTT主要諸元
種類・シリンダー数:DOHC 筒内直接燃料噴射V型6気筒
シリンダー内径×行程(mm):86.0×86.0
圧縮比:10.3
最高出力:224kW(304ps)/6,400rpm(400Rは298kW(405ps)/6,400rpm)
最大トルク:400N・m(40.8kgfm)/1,600-5,200rpm(400Rは475N・m(48.4kgfm)/1,600-5,200rpm)
ダイレクトアダプティブステアリング(DAS)
ステアリングの動きを電気信号に置き換え、ステアリングアングルアクチュエーターでタイヤを操舵する。
路面の不整に対しての安定性と振動を伝えない快適性によって、なめらかな感覚のハンドリングを味わえる。
制御用コンピューターは故障時のバックアップ用として3基搭載。
また、ステアリングアングルアクチュエーターの故障時に備えて、従来のステアリングと同じ、ステアリングシャフトとギアも残されている。
ステアリングシャフトにはクラッチが内蔵されており、通常は切り離されているが、DAS故障時にはクラッチを接続し、ステアリングシャフトとギアを使用した従来のステアリングシステムとして機能する。
スカイラインの車両展示は下記リンクから。
https://nissangallery.jp/ghq/v37_201908/