日産 グループCカーのR89Cを展示

日産グローバル本社ギャラリーでは、2017年2月1日から3月31日まで「日産グループCカー・クロニクル」という展示イベントが開催されている。

このイベントは、1992年に日産がデイトナ24時間レースで総合優勝してから25周年となることを記念したイベントで、2017年3月3日から3月18日まではR89Cが展示された。

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日産 R89C(1989年・R89C型)

日産 R89C

1989年(平成元年)の日産のグループCカーは、シャシーを英国のマーチ社からローラ社へ変更した、日産初のカーボンモノコックのグループCカー。
エンジンは3.5リッターのVRH35型を採用し、最高出力800ps以上のモンスターマシンへと進化した。

日産 R89C
日産 R89C

ル・マン24時間レースには3台がエントリーしたが全車リタイア。
ル・マン24時間レース後の第3戦富士500マイルレースで日本の全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)デビューを飾り、第5戦の富士1000㎞レースでは24号車の長谷見昌弘/A.オロフソン組が8位に入った。
展示車は1989年から1990年のJSPCに参戦した、星野一義/鈴木利男組の23号車カルソニック・ニッサンR89Cである。

日産 R89C
日産 R89C

ヘリテージコレクションNo.118
全長:4,800㎜
全幅:1,990㎜
全高:1,100㎜
ホイールベース:2,794㎜
トレッド(前/後):1,600mm/1,560mm
車両重量:900㎏以上
サスペンション(前後共):ダブルウィッシュボーン
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア(前/後):275-625-17/330-700-17

エンジン主要諸元

エンジン型式:VRH35(V型8気筒・DOHCツインターボ)
総排気量:3,496㏄
最高出力:588kW(800ps)以上/7,600rpm
最大トルク:784N・m(80.0kgm)/5,600rpm

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