日産GT-R 2017年モデル展示イベントが、日産グローバル本社ギャラリーで2016年4月2日から5月31日まで開催されている。
今回はR34GT-Rの後期型であるスカイラインGT-R V・スペックⅡを紹介する。
スカイラインGT-R V・スペックⅡ(2000年・BNR34型)
R34GT-Rは1999年(平成11年)1月にデビューした。
中でもV・スペックは専用サスペンションやアクティブLSDで走りの性能を高めたグレードだった。
2000年(平成12年)8月にマイナーチェンジし、V・スペックⅡに進化。
リアブレーキの大径化や量産車世界初のRTM(レジン・トランスファー・モールド)工法によるカーボンボンネットを採用した。
カーボンボンネットはアルミより4㎏軽く、前後重量配分の適正化に貢献。
また、ボンネットにはターボチャージャー冷却のためのNACA(National Advisory Committee for Aeronautics)ダクトが装着されており、高速運転時にはターボ周辺の温度を5度下げる効果がある。
リアディフューザーはオートクレーブ工法のカーボン製で、フロントから入ってくる空気を滑らかに流動させてダウンフォースを発生させる。
ヘリテージコレクションNo.280
全長:4,600㎜
全幅:1,785㎜
全高:1,360㎜
ホイールベース:2,665㎜
トレッド(前/後):1,480㎜/1,490㎜
車両重量:1,560㎏
サスペンション(前後共):マルチリンク
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア(前後共):245-40-ZR18
エンジン主要諸元
エンジン型式:RB26DETT(直列6気筒・DOHCツインターボ)
総排気量:2,568㏄
最高出力:206kW(280ps)/6,800rpm
最大トルク:392N・m(40.0kgm)/4,400rpm