日産のエンジンではありません。インフィニティ エマージ

インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)

インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)

日産グローバル本社ギャラリーでは、2013年3月17日から4月14日までインフィニティのコンセプトカー3台を展示するイベントが開催されました。
今回はインフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)を紹介します。

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日産のエンジンではありません。インフィニティ エマージ

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インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)

インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)は、2012年ジュネーブモーターショーで公開された、ハイブリッドのスーパースポーツカーのコンセプトモデルです。

スタイリングは、インフィニティのブランドスローガン「Inspired Performance」を体現。
しかも、エマージはハイブリッドシステムをミッドシップに搭載し、見た目だけではない本格的なスポーツカーとして開発されており、2012年にイギリスで開催された「グッドウッド・フェスティバル」では観客の前で実際に走行しました。

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シリーズハイブリッドを採用

インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)

インフィニティ エマージ(INFINITI EMERG-E)

インフィニティ エマージのハイブリッドシステムは、1.2リッター3気筒ガソリンエンジンをレンジエクステンダーとして使用するシリーズ方式のハイブリッドを採用。
シリーズ方式のハイブリッドとは、発電専用エンジンの動力で発電機を駆動してバッテリーに充電し、モーターを駆動する方式のことです。
バッテリー残量が少なくなっても発電して走行でき、航続距離を伸ばせることから「エンジエクステンダーEV」とも呼ばれています。

エンジンとモーターを合わせた最高出力は300kW(402bhp)で、0-100km/h加速は4.1秒、最高速度209km/h、 航続距離についてはEV走行時で48km、レンジエクステンダー使用時はおよそ500kmと発表されています。

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自前主義からの脱却

エマージには1.2リッター3気筒エンジンが使われていますが、マーチやノートに搭載されている日産製のエンジンではなく、イギリス・ロータス社製のエンジンが採用されています。
一説によるとエマージの開発は企画とデザインだけ日産社内で行い、技術的な部分はサプライヤーが持っている技術を組み合わせて製作したと言われています。

エマージは単なるEVのコンセプトカーというだけではなく、日産が自前主義をやめてサプライヤーの技術を活用するクルマ作りへ移行するための、実験的要素を合わせ持ったコンセプトカーなのかもしれません。

全長×全幅×全高(mm):4,464×1,954×1,219
ホイールベース(mm):2,624
ホイールサイズ:フロント19インチ、リア20インチ
システム最高出力:300kW(402bhp)
0-100km/h加速:4.1秒
最高速度:209km/h
航続距離:EV走行時48km・レンジエクステンダー使用時約500km

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