インフィニティ(INFINITI)は2020年9月25日に「QX60 Monograph」を発表した。
それに伴って、日産グローバル本社ギャラリーでは2020年9月25日から10月4日までインフィニティの車両展示が行われた。
「QX60 Monograph」の他、初期のモデル「Q45」や現行モデル「QX50」など4台が展示された。
展示されたインフィニティの市販車とコンセプトカー
Q45 Lパッケージ(1991年・G50型)
1989年(平成元年)、インフィニティブランドで初めて発表されたのが高級セダンのQ45である。
インフィニティは高級車を再定義し、独自の価値観を追求したブランドとして誕生した。
そのためQ45はデザイン・走りともにそれまでの高級車と一線を画すクルマとなっていた。
それまでの高級車で当たり前となっていた大きなフロントグリルを排し、グリルレスのフロントマスクに七宝焼きのエンブレムを装着していた。
内装も高級車では当たり前となっている木目パネルを使わず、オプションで漆塗りのパネルを設定した。
エンジンは280馬力の4.5リッターV型8気筒、VH45DE型を搭載。
足回りには油圧アクティブサスペンションがオプション設定され、それまでの高級車では得られなかったスポーティーな走りを実現した。
日本でも販売されたが、日産は日本国内でインフィニティブランドを展開していないため、海外でのブランド名であるインフィニティを車種名にして、「日産 インフィニティQ45」として販売された。
Q inspiration concept(Q インスピレーションコンセプト)
2018年(平成30年)1月14日~28日に米・デトロイトで開催された2018年北米国際自動車ショーに出展された。
インフィニティの新しいデザイン言語を表現しており、クーペ的なシルエットに掘りの深いスタイリングを組み合わせている。
2018年北米国際自動車ショーの「ベストコンセプトビークル」と「ベストデザインインテリア」を受賞した。
QX50(2019年モデル)
現行モデルのQX50は2018年(平成30年)に発売された2代目で、世界初の可変圧縮比エンジン「VC-TURBO」を搭載している。
2020年モデルではFFとして初めて、ダイレクトアダプティブステアリングが採用された。
QX60 Monograph
単なるコンセプトカーではなく、インフィニティが目指す未来のクルマのビジョンを示したモデル。
人気のあるSUVにラグジュアリー感を意識したデザインを施している。