ダットサン フェアレディ1500を展示

横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年5月12日から8月20日までの予定で、ヘリテージカーを特別展示するイベント「よみがえる日産の名車たち」を開催している。

歴史的車両の再生をテーマにした展示で、座間記念庫の「日産ヘリテージコレクション」の中から、過去2年以内にレストアされた延べ14台が展示される。
今回は8月1日から8月20日まで展示されている、ダットサン フェアレディ1500を紹介する。

スポンサーリンク

ダットサン フェアレディ1500(1965年・SP310型)

ダットサン フェアレディ1500

1962年(昭和37年)10月に発売されたフェアレディ1500は、初代ダットサン ブルーバード(310型)のシャシーと初代セドリック(30型)のエンジンで作り上げたスポーツカーである。
発売当初のエンジンは最高出力71ps、最大トルク11.5kgmを発生していたが、1963年(昭和38年)には輸出仕様と同じSUツインキャブレターを採用して80ps・12.0kgmとなった。

ダットサン フェアレディ1500

スポンサーリンク

発売当初は運転席と助手席の後ろに、左向きに座る1名分のリヤシートを備えた3人乗りだったが、1964年(昭和39年)のマイナーチェンジで2シーターに変更された。
展示車は1965年(昭和40年)の車両のため2シーターである。

ダットサン フェアレディ1500
ダットサン フェアレディ1500

3人乗りのフェアレディ1500のモデルカーの写真は下記リンクを参照。

日産 スカイラインクーペのモデルカーを展示
日産グローバル本社ギャラリー内の「ヘリテージコリドー」には3台のモデルカーが飾られているが、スカイラインクーペがV35型からV36型に入れ替わった。

展示車は2017年(平成29年)にフルレストアされ、ウインカーやアンテナなどの細部まで当時に近い状態に戻された。

フェアレディ1500はその後、排気量を拡大して1965年(昭和40年)に「フェアレディ1600」、1967年(昭和42年)に「フェアレディ2000」となっていく。
フェアレディ1600は下記リンクを参照。

日産 ダットサンスポーツ1600を展示
日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年3月3日から3月31日まで、ダットサンスポーツ1600が展示された。ダットサンスポーツ1600は、日本では「フェアレディ1600」として販売された車両の北米向け輸出仕様である。

フェアレディ2000は下記リンクを参照。

ダットサン スポーツ2000を展示
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年5月12日から8月20日までの予定で、ヘリテージカーを特別展示するイベント「よみがえる日産の名車たち」を開催している。今回は5月25日から6月7日まで展示されている、ダットサン スポーツ2000を紹介する。

ダットサン フェアレディ1500 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.032
全長:3,910㎜
全幅:1,495㎜
全高:1,305㎜
ホイールベース:2,280㎜
トレッド(前/後):1,213mm/1,198mm
車両重量:910㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/縦置きリーフ
ブレーキ(前/後):ドラム/ドラム
タイア:5.60-13 4P

ダットサン フェアレディ1500 エンジン主要諸元

エンジン型式:G型(直列4気筒・OHV・SUツインキャブ)
総排気量:1,488㏄
最高出力:59kW(80ps)/5,600rpm
最大トルク:118N・m(12.0kgm)/4,000rpm

タイトルとURLをコピーしました