日産グローバル本社ギャラリーでは、2016年6月1日から8月1日まで、「オールド ダットサン展示イベント」を開催している。
日産は初期のダットサン車を日産のDNAの一つとして大切に考えており、近年は所蔵するダットサン車を戦後に改造された状態から、オリジナルの状態に戻す活動を進めている。
今回は展示されたパネルとグッズ展示を紹介する。
オールド・ダットサンの世界
ダットサンの誕生
1911年、日本初の自動車メーカーと呼ばれる「快進社自動車工場」は、初めての純国産自動車を開発し、1914年これを「DAT自動車(別名・脱兎号)」と名付けた。
1930年代初め、「ダット自動車製造」となっていた同社は、DAT自動車と別に日本の道路事情にあったコンパクトカーを開発する。
これがのちに「ダットサン」と呼ばれるクルマである。
最初のダットサン車は1932年に発売された。
オールド・ダットサンのマーケティング活動
女性のダットサンファンを拡大する役割を担う女性「ダットサン・デモンストレーター」を一般公募し、街中でダットサン車の使い方を紹介した。
このデモンストレーターの役割は、現在の「ミス・フェアレディ」につながっている。