日産グローバル本社ギャラリーでは、新型フーガ展示イベントに合わせ、フーガの前身となったセドリックとグロリアを展示している。
期間は2015年2月13日から3月31日まで。
今回はセドリックを紹介する。
2015年2月24日追記:展示期間が3月27日までに変更された。
セドリック スペシャル6(1966年 H130B型)
2代目セドリック(130型)は、1965年(昭和40年)10月に誕生した。
イタリアのカーデザイナーであるピニンファリーナが手掛けたスタイリングは、「フローイングライン」と名付けられていた。
Cピラーが下に行くほど細く、トランクリッドも尻下がりという独特のデザインとなっている。
しかしこの独特のデザインは日本の保守的なユーザーには受け入れられず、1968年(昭和43年)9月にはフロントとリアのデザインをライバルのトヨタ・クラウンに似せたデザインへと大幅に変更するビッグマイナーチェンジを実施して後期型となった。
展示車の前期型スペシャル6は、130型セドリックで初搭載された直列6気筒のL20型エンジンを搭載。
1966年(昭和41年)の小変更で追加されたシングルキャブレターの105ps仕様。
この小変更と同時にテールランプは大型化された角形となった。
ヘリテージコレクションNo.184
全長:4,680㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,455㎜
ホイールベース:2,690㎜
トレッド(前/後):1,375㎜/1,375㎜
車両重量:1,290㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/半楕円リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:7.00-13-4PR
エンジン主要諸元
エンジン型式:L20(直列6気筒・OHC・シングルキャブレター)
総排気量:1,998㏄
最高出力:77kW(105ps)/5,200rpm
最大トルク:157N・m(16.0kgm)/3,600rpm