日産240RS

日産自動車の創立80周年を記念したパレードが2013年12月23日に行われた。
パレードの他、日産グローバル本社ギャラリーに隣接する特設会場(キャッツシアター跡)では日産が保存しているヘリテージカーのデモ走行が行われた。

デモ走行を披露した3台の中から、今回は240RSを紹介する。

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生産台数200台の240RSがデモ走行

240RSとは?

240RSは、WRC(世界ラリー選手権)で1983年から1986年に行われていたグループB規定のラリーに参戦するため、3代目シルビア(S110型)をベースに開発された。
グループB規定のホモロゲーション(認証)を得るために必要な200台が生産され、内訳は右ハンドル50台・左ハンドル150台。
そのうち30台が日産のワークスカーとして使用された。

WRC参戦のみを目的としていたため、そのまま実戦に参加できる状態とされており、フロント以外の窓をポリカーボネート製とするなど軽量化が施されていた。
海外での競技用に生産されたため日本国内の排出ガス基準を満たしておらず、日本国内には競技に参加するユーザーにだけ販売されたと言われている。

エンジンは240RS専用に開発されたFJ24エンジンを搭載し、最高出力240psを発生。
1985年にはワークスカーに最高出力280psのエボリューションモデルが追加された。

デビュー戦を再現したレプリカ

日産80周年 240RS

日産自動車のR&D部門を中心に結成された「名車再生クラブ」の手でレストアされた240RS。

240RSはグループB規定のラリー専用車両として開発されたが、日産が所蔵しているこの個体は実戦で使われたことがないため、競技車両のヘリテージカーに付き物のヒストリーを持たない。
そのためデビュー戦である1983年1月の第51回モンテカルロラリーのシッピング状態を再現したレプリカとなっている。

なお、240RSは1983年から1986年にWRCに参戦していたが、200台すべてが1982年に生産されたため、年式は1982年式となる。
エンジンの最高出力は、240RSスタンダードモデルの最高出力は240psと発表されているが、日産はこの個体の最高出力を250psとしている。

日産240RS 1983年モンテカルロラリー出場車(レプリカ)(1982年・BS110型)

記念庫No.286
全長:4,330㎜
全幅:1,800㎜
全高:1,310㎜
ホイールベース:2,400㎜
トレッド(前/後):1,480㎜/1,490㎜
車両重量:1,020㎏
サスペンション(前/後):ストラット/4リンク
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイヤ(前・後):205/525-14・220/525-14

エンジン主要諸元

エンジン型式:FJ24(直列4気筒・DOHC)
総排気量:2,340㏄
最高出力:184kW(250ps)/7,600rpm
最大トルク:250N・m(25.5kgm)/6,000rpm
燃料供給装置:キャブレター(ミクニ製ソレックス50PHH)×2

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