日産グローバル本社ギャラリーでは、2013年1月19日~2013年2月24日にかけて 「あなたの生活で活躍する日産の技術展」が開催されました。

日産は新型車の開発過程で生み出した技術を、他分野の企業が使用できるライセンスビジネスを展開しています。

展示された4種類の技術から、今回は傷が付いても元に戻る塗装「スクラッチシールド」を紹介します。

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傷が消える塗装「スクラッチシールド」

スクラッチシールドとは?

「スクラッチシールド」は、柔軟性と弾力性を持った軟質樹脂を配合したクリア塗料で、塗装表面に傷が付いても 復元するという世界初の塗装。
これにより、洗車の際に付く細かいすり傷や、日常的にクルマを使う際に付いてしまう軽い引っかき傷が消えるのです。

「スクラッチシールド」の塗料は、分子のつなぎ目が自由に動く構造となっているため、傷が付いても元の形に戻るのです。

また、従来のクリア塗料よりも対候性が高いため系年劣化や環境による劣化も少ないという特徴を持っており、 塗装の美しさが求められる高級車「シーマ」や耐久性が求められるSUV「エクストレイル」などのボディ金属部分に採用されています。

スクラッチシールドがあれば、ドアノブ周りの爪で付いてしまった傷の悩みが解消できそうですね。

なお、スクラッチシールドは日産自動車が東京大学、アドバンスト・ソフトマテリアルズ株式会社と共同で開発し、日本・アメリカ・ヨーロッパ・中国で特許取得済みです。

スクラッチシールドを利用したライセンス商品

NTTドコモの携帯電話「N-03B」

NECが携帯電話をキレイに保つため、NTTドコモの携帯電話「N-03B」の外装に採用されました。
写真ではわかりにくいですが、携帯電話にありがちな細かいキズはほとんどありませんでした。

スクラッチシールドを採用したNTTドコモの携帯電話「N-03B」

スクラッチシールドを採用したNTTドコモの携帯電話「N-03B」

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ビフレステック株式会社「D’Egg TGA-1B1」

ビフレステック株式会社「D'Egg TGA-1B1」

ビフレステック株式会社「D’Egg TGA-1B1」

ビフレステック株式会社は、スクラッチシールドをスピーカーの振動版に塗ることで、高音のノイズを低減したスピーカーを開発しました。

形がタマゴ型なのは、スピーカーからの不要な反射音や共振を取り除いて自然な音を再生するためで、 コンパクトサイズでありながらも広い音場が得られるようになっています。

「D’Egg TGA-1B1」は2013年オーディオ銘機賞スピーカーシステム小型部門賞を受賞しています。

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テーブル(参考出品)

天板表面にスクラッチシールドを採用したテーブルが参考出費されていました。

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