女優の伊藤かずえさんが所有している初代シーマを日産がレストアしたことがSNSやネットニュースで話題となったが、完成した車両が2021年(令和3年)12月8日から12月22日まで、東京・銀座の日産クロッシングに展示された。
車両だけでなく、外したパーツも展示された。
#シーマレストア 伊藤かずえさんのシーマ レストアが完成し展示
伊藤かずえさんが所有している初代シーマ(FPY31型)は1990年(平成2年)の後期型で、グレードはタイプⅡリミテッド。
レストア時の走行距離はおよそ266,600km。
このレストアのために再生産された新品のアルミホイールにはブリヂストンのREGNO GR-XⅡが装着されている。
タイヤサイズは205/65R15。
シートの生地やシートベルトは、サプライヤーが協力して当時装着されていたものを再現。
リヤガラスとガラス周りのモールは再使用されている。
ガラスの向こう側にはカロッツェリアのスピーカーも見える。
会場にはレストア前に装着されていた古い部品の一部も展示された。
リヤバンパー
初代シーマのリヤバンパーはパーツが3分割されており、展示されたのは両サイドのパーツ。
リヤコンビネーションランプ
シート地
シートにはウール100%の生地が使用されており、ウールマークのタグが付いている。
フロントグリル
SNSやネットニュースで話題となったためか、普段の同じ時間帯より来場者が多かった。
そのほとんどの人がシーマを見るために来場したようで、同じフロアに展示されている新型車「ノート オーラ」よりもシーマを見ている人が多かった。
また、シーマを見ていた人に写真を撮っていた人が多かったのも、普段の日産クロッシングの展示と異なる点だった。
2021年12月26日追記:日産自動車のヘリテージコレクションに所蔵されている初代シーマの記事は下記リンクから。
https://nissangallery.jp/ghq/y31cima_201806/