日産クロッシングでは、2018年8月2日から「よみがえる名車シリーズ~日産の走りへの情熱~」という展示イベントを開催している。
展示は期間によって第1回から第3回まであり、第1回(2018年8月2日から8月22日)がプリンスR380、第2回(2018年8月23日から9月3日) がダットサンスポーツ1600、第3回(2018年9月4日から9月15日) がスカイラインGT-R(通称ケンメリGT-R)の予定となっていたが、第4回の展示が追加開催された。
今回は第4回の展示として2018年9月22日から10月14日まで展示されている、初代フェアレディZを紹介する。
フェアレディZ-L 2シーター(1977年・S31型)
初代フェアレディZは1969年(昭和44年)に発売された。
1975年(昭和50年)には昭和50年排出ガス規制に適合させるため、L20型エンジンの燃料供給装置がSUツインキャブから電子制御燃料噴射装置(EGI)に変更されたL20E型エンジンとなり、触媒を使用した排出ガス浄化装置「NAPS(ナップス、ニッサン・アンチ・ポリューション・システムの略)」が装備された。
1976年(昭和51年)1月には昭和51年排出ガス規制に適合させるため、排出ガス還流装置(EGR)が追加され、車両型式もS30型からS31型となった。
展示車は1977年(昭和52年)式で、5速MTやカーステレオ、助手席フットレストなどの装備を充実させた「Z-L」というグレードである。
アルミホイールは14インチで、リム幅は5 ½J。
タイアサイズは195/70HR14で、展示車のタイア銘柄はブリジストンRD-102が装着されていた。
リアゲート右側の「Fairlady Z」エンブレムの下にはEGIを表す「E」のエンブレム、左側にはNAPSのエンブレムが付いている。
第1回展示のプリンスR380の記事は下記リンクを参照。
第2回展示のダットサンスポーツ1600の記事は下記リンクを参照。
第3回展示のスカイラインGT-Rの記事は下記リンクを参照。
フェアレディZ-L 2シーター 主要諸元
ヘリテージコレクションNo.241
全長:4,115㎜
全幅:1,630㎜
全高:1,295㎜
ホイールベース:2,305㎜
トレッド(前/後):1,355mm/1,345mm
車両重量:1,135㎏
サスペンション(前/後):ストラット/ストラット
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム(アルミフィン付)
タイア:6.45H-14-4PR
フェアレディZ-L 2シーター エンジン主要諸元
エンジン型式:L20型(直列6気筒・OHC)
総排気量:1,998㏄
最高出力:96kW(130ps)/6,000rpm
最大トルク:167N・m(17.0kgm)/4,400rpm