2014年1月7日に週刊・パーツ付きマガジン「週刊 日産フェアレディZ」がイーグルモス・コレクションより創刊された。
1971年式の初代フェアレディZ 240Z-Lの1/8ダイキャストモデルのパーツが毎号付いており、全100号を集めることでダイキャストモデルが完成する。
創刊号には「未公開の開発ドキュメント」を収録したDVDが付くという触れ込みだが、実は未公開ではない。
この映像は既に日産グローバル本社ギャラリーで公開されたことがある映像だったのだ。
その一部を当時の写真から紹介する。
フェアレディZ40周年イベントで上映
今回「週刊 日産フェアレディZ 創刊号」付録のDVDに収録されている、初代フェアレディZの開発ドキュメント「究極のスポーツカーを求めて」。
この映像は2009年10月、日産ギャラリーでフェアレディZ40周年の展示イベントが開催された際にグローバル本社ギャラリーのモニターで上映されていた。
スケールモデルを使用した風洞実験では市販車と同じハッチバックスタイルの他に、独立したラゲッジルームを持つノッチバックスタイルやエアロパーツも同時に実験していることがわかる。
ノッチバックスタイルのスケールモデルは、タルガトップ(ルーフパネルが脱着できる)となっていた。
実車での風洞実験。
市販車とはリアコンビネーションランプの形状が異なっている。
擬装したテスト車による走行実験。
初代フェアレディZは「ポルシェ並みの性能をポルシェの半額で提供する」というコンセプトであったことから、ポルシェ911を比較車両として走行実験が行われた。
デイリーユースでも扱いやすいスポーツカーとするためポルシェ911、ジャガーEタイプとの乗降性の比較も行われている。
ジャガーEタイプはサイドシルが高く、スカートを履いた女性には乗り降りしにくいということを実験している。
衝突実験の様子。