日産と三菱の合弁会社・NMKVが開発した軽自動車、日産「DAYZ(デイズ)」と三菱「eKワゴン」には、軽自動車初となるタッチパネル式のエアコンが装備されます。
なぜタッチパネルを採用したのかというと、マーケティング調査で品質感が上がり使い勝手もいいという結果が出たため、質の高い内装とするために採用したそうです。
つやのあるピアノブラック調のパネルにタッチパネルと液晶表示が付いており、まるでスマホのよう。
タッチした際は作動確認のため「ピッ」と音がするようになっています。
スマホみたいなエアコン
日産の知恵でコスト削減
タッチパネルは通常のボタン式やダイヤル式の数倍のコストがかかるため、価格の安さがポイントの軽自動車での採用は困難とされてきました。
しかし開発メンバーの中に日産出身のコストや品質管理のスペシャリストがおり、部品の梱包を見直して輸送コストを低減することで、浮いた分のコストを質感向上にかけることが可能になったそうです。
例えば、フロントバンパーが1つの容器に4本入りで工場に納入されていたのを、入れ方を変えることで同じ容器に6本入るようにしたそうです。
4本入れられる容器に6本入れられれば、輸送コストは3分の2になります。
こういうことを地道にやるのが、日産の強みなんだそうです。