第45回東京モーターショー2017が2017年10月27日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催された。
東京モーターショーには自動車メーカーだけでなく部品メーカーも出展しており、市販車の部品が展示されることもある。
その中から、日産車の部品を紹介する。
今回はフェアレディZやGT-Rの部品も展示された。
第45回東京モーターショー2017 日産車の部品
小糸製作所
小糸製作所はエクストレイルのヘッドランプとティアナのテールランプを展示した。
東海理化
東海理化はリーフのシフトノブを展示。
豊田合成
豊田(とよだ)合成は、ミリ波レーダー対応エンブレムを展示した。
自動ブレーキなどの予防安全システムに使用されるミリ波レーダーを透過する特殊なエンブレム。
従来のエンブレムに使われるクロムめっきはミリ波の透過を阻害するため、すき間のある独自構造を開発。
これによって、ミリ波レーダーをエンブレムの裏に隠せるためデザイン性と機能を両立させることができた。
タチエス
タチエスは、ノートe-POWERのシートを展示した(写真中央)。
展示されたシートは、合成皮革が使われている「ノートe-POWER メダリスト」用。
カルソニックカンセイ
カルソニックカンセイは、スーパーGTのカルソニック インパルGT-R(2016年)を展示。
カルソニックカンセイは2018年に創立80周年を迎えることから、歴代の製品をパネルで紹介。
下の写真は2代目スカイラインのメーターパネルのカバーと御料車プリンスロイヤルのメーター。
6代目スカイラインに1000台限定で採用されたアルミラジエーター。
430型セドリック・グロリアに100台限定で設定された液晶メーターとU11ブルーバードの「セーフティードライブアドバイザー」。
S13型シルビアの「ヘッドアップディスプレイ」もカルソニックカンセイが作っていた。
ミクニ
ミクニはL型エンジン用レーシングスロットルの試作品を展示した。
燃料噴射にはインジェクターを使用する。
市光工業
市光工業は新型リーフのヘッドランプを展示。
ロービーム・ハイビーム・ポジションランプのいずれもLEDが使用されている。
ヨロズ
サスペンションアームやサブフレームを製造しているヨロズは、南米で販売されているSUV「キックス(KICKS)」のフロントサスペンションメンバー・フロントロアアーム・リアビームを展示。
リーフのリアビームも展示された。
エクセディ
エクセディは、2017年7月に仕様変更されたフェアレディZ(Z34)に採用されたクラッチを展示した。
ダイレクト感と扱いやすさを両立させるために採用されたエクセディの高効率クラッチ「L-PEC」は、踏力低減機構と摩擦係数の高い摩擦材を使用し、操作感の向上に加えて摩耗による変化を抑えている。
レイズ
ホイールメーカーのレイズは、GT-RとGT-R NISMOのホイールを展示した。
エンジンの高出力に対応すべく、リム内側にはホイールとタイヤの位置がずれるのを防ぐための滑り止めであるローレット加工が施されている。