日産自動車は2013年11月22日から12月1日まで開催された第43回東京モーターショーで、電気自動車の商用車「e-NV200」を参考出品した。
e-NV200は商用車「NV200バネット」をベースとした電気自動車で、2014年度中に発売を予定。
ビジネスシーンで使うことがメインとなるが、搭載されているバッテリーを災害時の非常用電源として利用することも可能なため、走って電気を届けることができる。
荷室はガソリン車と同水準
スペインのバルセロナ工場で生産し、グローバルに販売する予定のe-NV200は、リーフに続く2車種目の電気自動車。
モーターやバッテリーなどのシステムはリーフ用をベースとするため、リーフ同様に床下にバッテリーを設置。
そのため荷室はガソリン車のNV200バネットと同水準の荷室長2m、積載量4.2立方メートルを確保でき、電気自動車で問題となる航続距離についてもリーフ並みを目指して現在も開発が続けられている。
日産自動車と横浜市は今後共同でe-NV200の活用法を探っていく予定で、公用車や電気自動車の市民モニターとしての活用が検討されている。
そのため東京モーターショー展示車のフロントドアには横浜市のマークを付けて展示されていた。