日産 ラリー車3台をトヨタで特別展示

東京都江東区にあるトヨタのショールーム「メガウェブ」内にある「ヒストリーガレージ」では、日産ラリー車の特別展示が2017年3月24日から6月25日まで開催されている。

この展示イベントは、日産自動車の特別協力により実現したもの。
展示された3台の日産ラリー車を紹介する。

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ダットサン1000セダン 富士号(1958年・210型)

ダットサン1000セダン 富士号

オーストラリア一周ラリー「モービルガス・トライアル」Aクラス優勝車で、ドライバーは難波靖治/奥山一朗/G・ウィルキンソン組であった。

日産はこのラリーが国際競技初挑戦であったが、富士号は19日間で1万6000㎞を走破して、1,000㏄以下のエンジンを搭載したAクラスでクラス優勝を獲得。
総合順位は完走34台中25位となり、ダットサンの優秀性を世界へアピールした。

ダットサン1000セダン 富士号

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ブルーバード 1600SSS(1970年・P510型)

ブルーバード 1600SSS

1970年(昭和45年)の第18回東アフリカサファリラリーで、日本車初の総合優勝車。
ドライバーはエドガー・G・ハーマン/ハンス・シュラー組であった。

ブルーバード 1600SSS

総合・クラス・チームの各部門を制し、日本車として初の3冠完全制覇を達成。
日産自動車がサファリラリーに初挑戦してから8年目の快挙となった。

ブルーバード 1600SSS

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ダットサン 240Z(1971年・HS30型)

ダットサン 240Z

第19回東アフリカサファリラリー優勝車で、ドライバーはエドガー・G・ハーマン/ハンス・シュラー組。

240Zは、ブルーバード(510型)の後継マシンとしてサファリラリーに投入され、1971年(昭和46年)に参戦初年度ながら総合優勝を獲得した。

ダットサン 240Z

2013年、日産自動車の有志によって結成されている「名車再生クラブ」の手により、当時のダメージを残しつつレストアされ、走行可能な状態となった。

ダットサン 240Z
ダットサン 240Z

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