ブランドコンサルティング会社のインターブランド社は、日産ブランドを世界で最も価値のあるブランドのひとつに選定した。
日産ブランドは5年連続で選定されており、2016年は昨年の49位から43位にランクアップした。
現在の日産ブランドの価値は110億ドル以上(およそ1兆1280億円)になっている。
日産ブランドは世界43位
インターブランド社は、今年日産ブランドがランキングを上げた要因について、以下の通り述べている。
- デジタルプラットフォームおよび技術を用いたブランド認知度向上のための長期的ビジョン
- マイクロソフトとのグローバルな提携など、車両コネクティビティおよびコネクテッドサービスに重点を置いた新しいパートナーシップの構築
- 同一車線自動運転技術「プロパイロット」を搭載した「セレナ」や、「NISSAN GT-R NISMO」など、革新的な商品の発売
- 顧客満足への継続的な力強いコミットメント
- 銀座で日産ブランドのモダンで新しい表現を作り出すことに成功した「NISSAN CROSSING (ニッサン クロッシング)」のオープン
「ベスト・グローバル・ブランド」は、インターブランド社が毎年発行する世界で最も価値の高いブランドに関するレポートである。
インターブランド社では、財務実績を前提に、事業資産としてのブランドの継続的投資、および運営、商品購入に至るまでのブランドの役割、ブランドの強み等を調査している。
日産は43位だが、他の自動車メーカーの「ベスト・グローバル・ブランド」の順位は、トヨタ5位、メルセデスベンツ9位、BMW11位、ホンダ21位、フォード33位、現代35位、アウディ38位、フォルクスワーゲン40位、ポルシェ50位である。