日産自動車が、コンパクトカー「マーチ」の国内販売を終了することが2022年(令和4年)8月31日の読売新聞で報じられた。
また、ベストカーWebも同日、現行マーチはタイの工場で生産が行われているが6月に生産が終了しており、日本の追浜工場での完成検査が8月に終了すると報じている。
ユーザーニーズに応えながら車種削減?
マーチは1982年(昭和57年)に誕生し、初代K10型は約60万台、2代目K11型は約100万台、3代目K12型は約60万台、4代目K13型は約25万台が販売された。(下の写真は初代マーチ)
2022年7月の登録台数はノートが8,371台に対してマーチは621台と大きな差がある。
また、同月の軽自動車「ルークス」の登録台数は6,197台となっている。(下の写真は現行マーチ)
ノートには標準タイプの「ノート」の他、上級モデルの「ノート オーラ」やクロスオーバーの「ノート オーテック クロスオーバー」、 スポーツタイプの「ノート オーラ NISMO」というバリエーションがある。
また、ハイブリッド車のノートより安価なガソリン車を求める顧客には軽自動車「ルークス」「デイズ」があるため、幅広いユーザーニーズに応えながら車種削減を進めることを日産は考えていると思われる。
4代目マーチ最後の改良が行われたモデルは下記リンクから。
https://nissangallery.jp/ghq/march_202103/