日産ギャラリーで行われた、新型ティアナデビューイベント(2014年1月20日から2月12日まで)。
新型ティアナには、従来モデルでは設定のなかったトランクスルーが新採用され、積載性が向上した。
ゴルフバッグを積みやすく
新型ティアナのトランク容量は506リットル(VDA方式)。
この数値は従来モデルと同じだが、開口部を広げたことでゴルフバッグなどの積みやすさを向上。
9インチゴルフバッグ4セットまたは大型スーツケース2個が積載可能となっている。
ちなみに、日産が日本国内での競合車と想定しているトヨタ・マークXはトランク容量479リットル(VDA方式)で、9インチゴルフバッグは3セットまたは大型スーツケースの場合は1個が積載可能。
また、日産自身は競合車としていないもののボディサイズや駆動方式の面で競合するトヨタ・カムリハイブリッドはトランク容量440リットル(VDA方式)、10インチゴルフバッグ4個が積載可能、ホンダ・アコードハイブリッドはトランク容量398リットル(VDA方式)、9インチゴルフバッグ3個が積載可能となっている。
新採用されたトランクスルーは6:4の分割可倒式。
トランクルーム内のリングを引いて背もたれのロックを解除し、リアドアを開けて背もたれを倒す。
日産銀座ギャラリーの展示車で実際に操作してみると、リングは引いた時のクリック感(カチッとした感触)に乏しく、どのくらい引っ張ればロックが解除されるのか分かりにくい。
また、リアシートの背もたれを倒す操作が手動という点についても、一部のミニバンのようにリングを引くだけで背もたれが自動的に倒れる仕組みを取り入れて、利便性を向上させるという工夫があっても良いのではないだろうか。