ティアナがモデルチェンジして3代目・L33型となり、2014年2月5日から発売された。
それに合わせ、日産ギャラリーでは2014年1月20日から2月12日まで新型ティアナデビューイベントが開催された。
今回は日産銀座ギャラリーの展示を紹介する。
初代の「モダンリビング」、2代目の「OMOTENASHI」に続く3代目のコンセプトは「ティアナ・クルーズ」。
従来モデルが持っていた上質感に、スポーティな感覚を加えたモデルとなった。
ティアナは以前から日本だけでなく中国をはじめとするアジア地域でも販売されてきたが、今回は世界120か国以上で年間60万台を販売するグローバル戦略車として開発され、アメリカ向け「アルティマ」と共通化されて兄弟車となった。
FR車のように
日産銀座ギャラリーには3種類のグレードの中から、最上級グレードの「XV」と中間グレードの「XL」が展示された。
ボディカラーはXVが新色のウォーターフォールブルー、XLがイメージカラーのラディアントレッドである。
今までのティアナと異なるテイストのエクステリア。
先代と比較して全長は30㎜、全幅は35㎜拡大されているが、全高は5㎜低くなっている。
フロントフェンダーから始まる立体的なキャラクターラインがシャープに後ろまで流れ、スピード感のあるスポーティなデザインとなった。
リアフェンダーの下半分を大きく膨らませてリアの重心を低く見せることで、FF(前輪駆動)車でありながらまるでFR(後輪駆動)車のようなプロポーションとなっている。
ヘッドライトやリアコンビネーションランプも鋭いデザインとなって、スポーティな感覚を強調するのに一役買っている。
快適にこだわったシート
ティアナのインテリアで最大の特徴といっても良いのが、初代から続いている助手席オットマン。
今回はふくらはぎを支える面積を拡大し、脚にかかる圧力を分散することで快適性を向上させている。
今回新採用されたのが、スパイナルサポート機能付きシート。
前席の背もたれに中折れ形状のパッドを採用することで、上半身を広い範囲で支えて背骨の負担を少なくし、長距離ドライブでの疲労感を軽減する。
シートクッションには先代同様、全席に振動吸収3層構造を採用。
シート表皮の下にソフトで包み込まれる座り心地のためのソフトウレタンを、その下には疲労低減のための振動吸収ウレタンを採用している。
最上級グレードのXVには本革シートが装備されるが、本革シート特有の冬の冷たさや夏の蒸れを解消するため、前席の座面と背もたれから温風・冷風を出すことができる、前席エアコンティショニングシートが装備される。
センターコンソールの2つのダイヤルで操作する。
上質感とシャープさを
インストルメントパネルのセンターパネルは中央部がピアノブラック仕上げで両サイドはシルバーとすることでシャープな印象になった。
高級感を演出するため、カップホルダーやエアコンの吹き出し口、インナードアハンドルなどにクロームメッキが施されている。
フロントドアトリムは、ひざ回りの張り出しを無くすことで広さを改善し、足を広げてゆったりと座れるようになった。
日産 ティアナ XL
ボディカラー:ラディアントレッド(PM)(#NAH・スクラッチシールド)
内装色:ブラック(Z)
メーカー希望小売価格(消費税込み):2,753,100円
メーカーオプション
■NissanConnect ナビゲーションシステム(NissanConnect CARWINGS いつでもLinkサービス非対応)
(7インチワイドディスプレイ、ハンズフリーフォン、VICS(FM多重)、ボイスコマンド、Bluetooth対応、DVD/CD再生機能、ミュージックボックス、USB接続、iPod対応、TVチューナー、AM/FMラジオ、FMダイバーシティ、外部入力端子、ETCユニット、カーウイングス対応、スマートフォン連携機能)
■アラウンドビューモニター(MOD[移動物検知]機能付)
■ステアリングスイッチ
(オーディオ/ナビ、アドバンスドドライブアシストディスプレイ操作、ボイスコマンド、ハンズフリーフォン、クルーズコントロールなど)
■LDW(車線逸脱警報)
■BSW(後側方車両検知警報)
■クルーズコントロール
セット価格:307,650円
ディーラーオプション
フロアカーペット(プレミアム:吸音・消臭機能付)/ブラック
消費税込み本体価格:44,100円