日産グローバル本社ギャラリーでは、2017年2月19日から3月26日まで、日産モータースポーツ特別展示イベントを開催している。
今回は2017年2月19日から3月20日まで展示されている、グループA仕様のゼクセルスカイラインを紹介する。
ゼクセルスカイライン(1991年・BNR32型)
BNR32型スカイラインGT-Rは、国内のグループAカテゴリーで、29戦29勝、29ポールポジションという輝かしい足跡を残した。
海外でも1990年(平成2年)から1992年(平成4年)まで、世界三大24時間レースの1つであるスパ・フランコルシャン24時間レースに参戦した。
1991年(平成3年)には、服部尚貴/アンデルス・オロフソン/デイビッド・ブラバム組の25号車が最高速・最長走行距離のレコードを記録して、2位のポルシェ911に20周以上の差を付けて総合優勝した。
グループAより市販車に近いグループNでも、木下隆之/キース・オドール/ディアク・ショイスマン組が総合6位でクラス優勝を果たし、スカイラインGT-RはグループAとグループNの両クラスで優勝したのだった。
総合優勝したグループA仕様のゼクセルスカイラインだが、当時の実車は現存せず、後年制作されたレプリカが今回の展示車である。
ヘリテージコレクションNo.327
全長:4,545㎜
全幅:1,755㎜
全高:1,320㎜
ホイールベース:2,615㎜
トレッド(前/後):1,610mm/1,530mm
車両重量:1,250㎏
サスペンション(前後共):マルチリンク
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア(前後共):265-700-18
エンジン主要諸元
エンジン型式:RB26DETT(直列6気筒・DOHCツインターボ)
総排気量:2,568㏄
最高出力:405kW(550ps)以上/7,600rpm
最大トルク:490N・m(50.0kgm)/6,000rpm