日産グローバル本社ギャラリーでは、展示イベント「The Game Changers 革新をもたらしたクルマたち」を2017年10月7日から2018年1月9日まで開催している。
このイベントは歴代日産車の中から、従来の固定観念を打破して新しい価値を生み出したクルマを紹介するというもの。
イベント期間中は展示車の入れ替えが行われ、計12台が展示される。
今回は2017年10月7日から10月19日まで展示されているフェアレディZ 432を紹介する。
フェアレディZ 432(1969年・PS30型)
初代フェアレディZは1969年(昭和44年)11月に発売され、北米市場のニーズに合致していたことから大ヒット。
日産のイメージリーダーとして9年間生産され、グローバル販売は52万台を記録した。
今回の展示車は、フェアレディZにスカイラインGT-R(PGC10)用のS20型エンジンを搭載した高性能モデルの432である。
グレード名の432は、搭載されているS20型エンジンが「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」という構成を取っていることに由来する。
432のホイールはマグネシウム製となっている。
リアブレーキはドラムだが、冷却用のフィンが付いている。
初代フェアレディZの最廉価グレードは84万円だったが、432は182万円だった。
フェアレディZ 432主要諸元
ヘリテージコレクションNo.221
全長:4,115㎜
全幅:1,630㎜
全高:1,290㎜
ホイールベース:2,305㎜
トレッド(前/後):1,355mm/1,345mm
車両重量:1,040㎏
サスペンション(前後共):ストラット
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:6.95-H14 4PR
フェアレディZ 432エンジン主要諸元
エンジン型式:S20(直列6気筒・DOHC)
総排気量:1,989㏄
最高出力:118kW(160ps)/7,000rpm
最大トルク:177N・m(18.0kgm)/5,600rpm