日産 Z32型フェアレディZのセーフティーカーを展示

富士スピードウェイで使われたフェアレディZ(Z32型)のセーフティーカーが、日産グローバル本社ギャラリーで2018年12月7日から12月20日まで展示されている。
2018年12月17日追記:展示期間が2019年1月7日まで延長された(2018年12月28日~2019年1月1日は休館日)。

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フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー(1989年・GCZ32型)

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー

フェアレディZの4代目・Z32型は1989年(平成元年)7月に発売された。
ボディタイプは2シーターと、4シーターの2by2(ツーバイツー)が用意され、デザインはそれまでのフェアレディZの特徴であったロングノーズ・ショートデッキからワイド&ローのプロポーションへと変化した。
2シーターと2by2ではホイールベースが120㎜異なり、給油口が2シーターではドアとリアタイヤの間にあるのに対し、2by2ではリアタイヤの後ろにあることで識別できる。

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー

エンジンは3リッター・V型6気筒のVG30型で、自然吸気のVG30DE型とツインターボのVG30DETT型の2種類をラインナップし、VG30DETT型は国産車初の最高出力280馬力を達成した。
Z32型発売の翌月となる1989年(平成元年)8月にはスカイラインGT-R(R32型)、11月にはインフィニティQ45(G50型)も同じく280馬力で発売された。
いずれも当初は300馬力で発売する予定だったが、当時の運輸省から日本自動車工業会への行政指導で280馬力に抑えて発売され、これがきっかけで280馬力の「自主規制」が2004年(平成16年)まで行われることとなった。

展示車は富士スピードウェイのセーフティーカーとして使用された2by2のツインターボ・AT車で、回転灯の他にもサスペンションやマフラーの改造が施されている。

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー
フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー

リヤシートは撤去され、ロールケージが装着されている。

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー

Z32型フェアレディZのマイナーチェンジ後の車両は下記リンクを参照。

日産 フェアレディZのTバールーフを展示
日産グローバル本社ギャラリーでは、オープンカーの展示イベント「オープンエア・モータリング Drive The Open Sky」を2017年4月1日から5月21日まで開催している。期間中は計8台が展示される予定で、2017年4月27日から5月7日まではZ32型フェアレディZのTバールーフが展示された。

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.146
全長:4,525㎜
全幅:1,800㎜
全高:1,255㎜
ホイールベース:2,570㎜
トレッド(前/後):1,495mm/1,535mm
車両重量:1,570㎏
サスペンション(前後共):マルチリンク
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア:225-50 R16

フェアレディZ 2by2 300ZX 富士スピードウェイ セーフティーカー エンジン主要諸元

エンジン型式:VG30DETT(V型6気筒・DOHCツインターボ)
総排気量:2,960㏄
最高出力:206kW(280ps)/6,400rpm
最大トルク:388N・m(39.6kgf・m)/3,600rpm

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