たま電気自動車 日産グローバル本社ギャラリー

1947年に作られた電気自動車「たま電気自動車」が日産グローバル本社ギャラリーに展示されている。
日産自動車創立80周年を記念した特別展示で、展示期間は2013年10月25日から11月10日までとなっている。

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1947年に作られた電気自動車

たま電気自動車とは?

第二次世界大戦が終わった1945年(昭和20年)、立川飛行機は民生用の製品開発を始めるにあたって、電気自動車の開発を計画する。
当時はガソリンが手に入りにくい一方で電力供給には余裕があったため、電気自動車に着目したのだ。

そして1947年(昭和22年)、立川飛行機という企業は解体され、東京電気自動車が設立された。
市販を開始した電気自動車は、工場所在地である東京都北多摩郡にちなみ「たま号」と名付けられた。

ボディ左右の床下に装着した鉛バッテリーはカートリッジ方式でボディ側面から引き出して交換可能になっており、充電している間はクルマが使えないという電気自動車の欠点を克服する試みがこの頃すでに実現されていた。
車両重量1,100㎏のうちバッテリーカートリッジがおよそ330㎏を占めていたという。

東京電気自動車は1949年(昭和29年)にたま電気自動車に社名変更した。
しかし1950年(昭和30年)になると朝鮮戦争の影響で、バッテリーの主原料である鉛の価格が高騰。
ガソリンの供給事情も良くなってきたため、電気自動車の開発は中止され1951年(昭和31年)に社名をたま自動車に変更してガソリン車メーカーへと転換した。
その後たま自動車はプリンス自動車工業へ車名変更し、1966年(昭和41年)日産自動車に吸収合併された。

たま電気自動車(1947年 E4S-47-1型)主要諸元

全長:3,035㎜
全幅:1,230㎜
全高:1,630㎜
ホイールベース:2,000㎜
車両重量:1,100㎏

モーター型式:日立製作所製 直流直巻密閉型
最高出力:4.5馬力(36V 120A)/1,350rpm
最高速度:35㎞/h
航続距離:65㎞(28km/h時は95㎞)
バッテリー:40V 162A鉛蓄電池

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