8代目スカイライン(R32型)のオーテックバージョンが、2019年3月22日から4月14日までの予定で日産グローバル本社ギャラリーに展示されている(4月8日は休館日)。
2019年4月13日追記:展示期間が4月24日までに延長された。
2019年4月17日追記:展示期間が5月19日までに延長された。
2019年4月24日追記:展示期間が5月27日までに延長された。
2019年5月23日追記:展示期間が6月13日まで延長された(6月3日は休館日)。
スカイライン オーテックバージョン(1993年・HNR32型)
オーテックジャパンが手掛けたクルマで、1992年(平成4年)4月に発売された。
発売当時の価格は418万円で、およそ200台が生産されたと言われている。
ベース車はスカイライン4ドアスポーツセダンのGTS-4で、GT-Rと同じ横桟のフロントグリルとアルミボンネットを装備していた。
ボディカラーはイエロイッシュグリーンパールメタリック(#JK0)のみの設定だった。
本来はフロントバンパーの助手席側にオーテックジャパンのマークが塗装で描かれていたが、展示車はバンパーを再塗装したらしく、そのディテールは失われていた。
タイヤサイズはGTS-4と同じ205/55R16で、ホイールがボディカラー同色とされている。
フロントフェンダーには専用エンブレムが装着されている。
リアには「SKYLINE26」の専用エンブレムとオーテックジャパンのロゴが付けられている。
エンジンはGTS-4の2リッターターボ・RB20DET型から2.6リッター自然吸気のRB26DE型へ変更。
単純にGT-Rのエンジンからターボを外しただけでなく、吸排気系やカムシャフト、ピストンも専用品が組み込まれていた。
展示車には後付けのストラットタワーバーが装着されていた。
コレクタータンクにはオーテックジャパンのマークが付けられている。
GT-Rがモータースポーツのベース車だったのに対し、オーテックバージョンはGTカーとして開発された。
長距離ドライブでの疲労軽減のため、トランスミッションは4速ATのみが設定されていた。
展示車はリアフェンダーに錆が発生していた。
この次のモデルであるR33型のオーテックバージョンは、4ドアのGT-Rとして作られた。
日産グローバル本社ギャラリーに展示された際の記事は下記リンクから。
スカイライン オーテックバージョン 主要諸元
ヘリテージコレクションNo.459
全長:4,580㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,360㎜
ホイールベース:2,615㎜
トレッド(前/後):1,465mm/1,465mm
車両重量:1,480㎏
サスペンション(前後共):マルチリンク式
ブレーキ(前後共):ベンチレーテッドディスク
タイア:205/55R16 88V
スカイライン オーテックバージョン エンジン主要諸元
エンジン型式:RB26DE(直列6気筒・DOHC)
総排気量:2,568㏄
最高出力:162kW(220ps)/6,800rpm
最大トルク:245N・m(25.0kgf・m)/5,200rpm