日産 56年前のプロトタイプを展示

スポンサーリンク

「日産・プリンス合併50周年特別展示」が、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から2017年1月31日まで開催されている。

イタリアのカーデザイナー・ミケロッティがデザインした「プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル」のプロトタイプが2016年9月12日から9月30日まで、日産グローバル本社ギャラリーで展示された。

スポンサーリンク

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル(1960年・BLRA-3型)

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル

展示車はイタリアの工房・アレマーノで制作され、1960年(昭和35年)11月のトリノ自動車ショーでクーペと一緒に出品されたプロトタイプそのもので、グリルのバッジやエンブレムなど、生産型とは微妙な差が見られる。
フェンダーミラーもドアミラーも装着されていない。
クーペのプロトタイプの記事は下記リンクから。

スカイラインスポーツクーペのプロトタイプを展示
「日産・プリンス合併50周年特別展示」が、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から2017年1月31日まで開催されている。「プリンス スカイライン スポーツ クーペ」のプロトタイプが2016年9月12日から9月30日まで、日産グローバル本社ギャラリーで展示された。

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル
プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル

現在のクルマとは異なり、フレームを持った構造のため、ルーフのないコンバーチブルでもボディ補強の必要はなく、クーペより10㎏軽量。
幌を取り付けた際のヘッドルームを確保する目的で全高は25㎜高くなっている。

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル

当時は赤い革だった内装は、黒い革に張替えられている。

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル
プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル

この展示車は個人所有の車両で、今回の特別展示で1960年のショー以来56年ぶりにクーペとコンバーチブルのプロトタイプが並ぶこととなった(クーペのプロトタイプについてはこちら)。
通常はメーカーが保存するはずのプロトタイプが、なぜ個人の手に渡ったのかは不明。

プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル

全長:4,650㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,410㎜
ホイールベース:2,535㎜
トレッド(前/後):1,338㎜/1,374㎜
車両重量:1,340㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ド・ディオンアクスル
ブレーキ(前後共):ドラム
タイア(前後共):5.90-15-4PR

エンジン主要諸元

エンジン型式:GB4(直列4気筒・OHV)
総排気量:1,862㏄
最高出力:69kW(94ps)/4,800rpm
最大トルク:153N・m(15.6kgm)/3,600rpm

日産 オートモビルカウンシルにスカイラインスポーツを展示
ヘリテイジカーの展示イベント「オートモビルカウンシル2017(AUTOMOBILE COUNCIL 2017)」が2017年8月4日から6日まで、千葉県の幕張メッセで開催された。今回はレストア後の初展示となる、プリンス スカイラインスポーツのプロトタイプを紹介する。
タイトルとURLをコピーしました