日産グローバル本社ギャラリーのヘリテージゾーンには、日本初のミニバンである初代プレーリーが2022年(令和4年)11月29日から2023年(令和5年)1月10日までの予定で展示されている。
プレーリー JW-G(1984年・PM10型)
1980年代の日本では、他人数乗車の車はワンボックスがあったが、ミニバンというカテゴリーはまだなかった。
1982年(昭和57年)8月発売の初代プレーリーは多目的車として開発され、日本初のミニバンとも言えるモデルである。
両側スライドドアのほか、世界初のセンターピラーレス車体構造を採用し、すぐれた乗降性と解放感を実現。
8人乗りと5人乗りの乗用モデルのほか、最大積載量400㎏と200㎏の商用モデルもラインナップされた。
発売時のJW-G・4速コラムシフト(MT)の東京地区での価格は141万円だった。
プレーリー JW-G主要諸元
ヘリテージコレクションNo.159
全長:4,090㎜
全幅:1,655㎜
全高:1,600㎜
ホイールベース:2,510㎜
トレッド(前/後):1,430㎜/1,390㎜
車両重量:1,030㎏
サスペンション(前/後):ストラット/トレーリングアーム
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ:165SR13
プレーリー JW-Gエンジン主要諸元
エンジン型式:CA18(直列4気筒・OHC)
総排気量:1,809㏄
最高出力:74kW(100ps)/5,600rpm
最大トルク:149N・m(15.2kgf・m)/2,800rpm