ブルーバード サファリラリー優勝車を展示

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横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年8月21日から11月27日までの予定で、特別展示イベント「世界に挑め。日産グローバルモータースポーツ60年~ 60 years of NISSAN International Motorsport~」を開催している。

日産が海外でのモータースポーツ活動を始めてから60年となるのを記念して、ヘリテージカーの中から代表的な競技車両14台が2台ずつ7回に分けて展示される。
今回は9月4日から9月17日まで展示されている、510型ブルーバードのサファリラリー優勝車を紹介する。

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ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車 (1970年・P510型)

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車

1966年(昭和41年)第14回東アフリカサファリラリーでの日産チームの活躍を描いた書籍「栄光への5000キロ」が1969年(昭和44年)に映画化された際、同年の第17回東アフリカサファリラリーに撮影用の3代目ブルーバード(510型)のラリーカー(90号車)を実際に出場させて撮影が行われ、総合5位に入賞している。
この時のドライバーとナビゲーター(コ・ドライバー)はエドガー・G・ハーマン/ハンス・シュラー組で、2人のこの結果を日産が評価し、翌1970年(昭和45年)は日産チームに起用された。
90号車のミニカーは下記リンクを参照。

エドガー・G・ハーマン/ハンス・シュラー組は1970年(昭和45年)の第18回東アフリカサファリラリーに4号車で参戦し、総合優勝・クラス優勝・チーム優勝を成し遂げ、国産車として初めてのサファリラリー完全制覇を達成した。
展示車は4号車の実車である。

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車

ボディの損傷もそのまま残されている。

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車

オドメーターは9,619㎞だった。

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車 主要諸元

ヘリテージコレクションNo.051
全長:4,070㎜
全幅:1,660㎜
全高:1,405㎜
ホイールベース:2,420㎜
トレッド(前/後):1,330mm/1,330mm
車両重量:965㎏
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:185-70-13 ダンロップSP44

ダットサン ブルーバード 1600SSS 1970年 第18回東アフリカ・サファリラリー総合優勝車 エンジン主要諸元

エンジン型式:L16(直列4気筒・OHC)
燃料供給装置:ソレックス44PHH×2
総排気量:1,595㏄
最高出力:96kW(130ps)/6,800rpm
最大トルク:157N・m(16.0kgm)/4,800rpm

411型ブルーバードのサファリラリークラス優勝車は下記リンクを参照。

日産 ブルーバード411型のラリーカーを展示
横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでは、2018年8月21日から11月27日までの予定で、特別展示イベント「世界に挑め。日産グローバルモータースポーツ60年~ 60 years of NISSAN International Motorsport~」を開催している。今回は8月21日から9月2日まで展示されている、411型ブルーバードのサファリラリー参戦車を紹介する。
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