日産グローバル本社ギャラリーでは、2016年4月2日から5月31日までサニーの50周年イベントを開催している。
展示期間後期の2016年5月10日から31日までは、サニーのレース仕様車が展示されている。
今回はサニーエクセレントクーペのTS-aレース仕様車を紹介する。
サニー エクセレントクーペ 1400GX(1973年・KPB110型)
1971年(昭和46年)4月、1.2リッターエンジンが主体の2代目サニーに1.4リッターSOHCエンジンを搭載した上級シリーズ「サニー エクセレント」が設定された。
レース仕様は、排気量を1.6リッターに拡大。
1973年シーズンからの新規定に沿ってシリンダーヘッドを4バルブDOHC化し、電子制御燃料噴射などで200馬力に強化したレース専用のLZ14型エンジンが搭載された。
展示車は、LZ14型エンジンを搭載したサニー エクセレントクーペの初戦となった1973年日本グランプリ・TS-aクラスで優勝した北野元(きたの もと)選手のマシンである。
ヘリテージコレクションNo.062
全長:3,995㎜
全幅:1,615㎜
全高:1,285㎜
ホイールベース:2,340㎜
トレッド(前/後):1,335㎜/1,315㎜
車両重量:715㎏
サスペンション(前/後):ストラット/リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ガーリング4ポッド/ドラム
タイア(前/後):205-515-13/225-515-13
エンジン主要諸元
エンジン型式:LZ14(直列4気筒・DOHC)
総排気量:1,598㏄
最高出力:148kW(200ps)以上/9,400rpm
最大トルク:172N・m(17.5kgm)/7,600rpm