日産のロボットカー「エポロ(EPORO)」のデモンストレーションが、日産グローバル本社ギャラリーで2014年9月19日から10月29日まで行われている。
魚の群れに着目
エポロは魚の群れで魚同士がぶつからないということに着目して開発された。
魚は近くにいる仲間の位置に応じて、衝突回避・接近・並走という3つのルールに応じて動きを変化させている。
エポロはこの3つのルールを採用したロボットカーで、群れを形成して安全な走行を実現した。
距離を計測するためのレーザーレンジファインダーが内蔵され、前方にいる人間を感知。
デモ用のエポロの前に人が集まった状態では、上に設置されたモニターに赤い丸が表示されており、人間を認識していることが分かる。
4台のエポロによるデモ走行では、性格の異なる4台が等間隔で追従走行を披露した。
このエポロの技術によって日産は、情報化されたクルマ同士がゆるくつながる社会システムを提案している。