日産の軽自動車「DAYZ(デイズ)」には、軽自動車初となるタッチパネル式オートエアコンが装備されており、上質感のあるインテリアを演出するのに一役買っている。
デイズのタッチパネル式オートエアコン
マーケティング調査の結果を反映
つやのあるピアノブラック調のパネルは、操作ボタンが凹凸なく配置されているためホコリが付いても掃除がしやすい。
液晶ディスプレイも大きめに作られているため視認性も良い。
その上、ボタンをタッチすると操作音まで鳴るようになっており、使いやすさに配慮していることがうかがえる。
なぜ軽自動車にタッチパネルを採用したかというと、開発の際に行ったマーケティング調査の結果、軽自動車の内装にも上質感・高級感を求める声が多く、それに応えるために採用したといういきさつがある。
乗用車からの乗り換えが増えているという現在の軽自動車市場の動向が反映された装備といえるかもしれない。
タッチパネルはハイウェイスターに全車標準装備
といっても、このタッチパネル式オートエアコンはデイズ全車に装備されるわけではない。
デイズでは上級グレードの「X」にタッチパネル式オートエアコンが装備され、「S」、「J」はダイヤル式のマニュアルエアコンとなっている。
一方、エアロパーツやアルミホイールを装備するデイズ ハイウェイスターでは全グレードに装備される。
ゴン太はこう思った。
タッチパネル式オートエアコンを見て、「タッチパネルは手探りで操作することはできないからダイヤルの方が使い勝手が良い」という意見もあるかもしれない。
しかし、エアコンやオーディオ、カーナビは本来は停車中に操作すべきものであり、これらを運転中に操作するのは安全上好ましくない。
停車中の操作であればタッチパネルもダイヤルも使い勝手に大きな差は出にくいため、上質感のあるタッチパネルを選ぶのも悪くないと思った。