日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年9月1日から10月21日まで「クルマの知能化・電動化」というテーマの展示が行われ、430型セドリックとZ11型キューブ実験車が展示されている。
430型セドリックはこちら
今回はZ11型キューブ実験車を紹介する。
これは日産の電気自動車「リーフ」の先行開発に使われた、先代キューブを改造した電気自動車。
キューブEV リチウムイオンバッテリー実験車(2008年・Z11改)
2008年の先進技術説明会でプレス向けに披露された。
日産リーフに搭載予定だったリチウムイオンバッテリーの検討用に制作されたため、市販のZ11型キューブと車両寸法は同じであるが、リチウムイオンバッテリーを搭載したため車両重量はおよそ500㎏増加している。
純粋な実験車両であるにもかかわらず、フロントグリルの空気穴は電気をイメージした稲妻型に変更されており、遊び心が感じられる。
ヘリテージコレクションNo.425
全長:3,900㎜
全幅:1,680㎜
全高:1,645㎜
ホイールベース:2,600㎜
トレッド(前/後):1,485㎜/1,485㎜
車両重量:1,597㎏
サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイア:185-65-R15
モーター主要諸元
最高出力:60kW(82ps)/2,650~12,000rpm
最大トルク:216N・m(22.0kgm)/0~2,650rpm