プリンス スカイラインスポーツ クーペを展示

日産グローバル本社ギャラリーで、紅葉をテーマにしたヘリテージカーの展示イベントが2022年(令和4年)11月1日から28日まで開催され、9台が展示された。

このイベントは紅葉の色味をヘリテージカー9台で表現するというコンセプトとなっており、赤系のボディカラーの車両がメインとなっていた。
今回は日本初の海外デザイナーによる市販車となったプリンス スカイラインスポーツ クーペを紹介する。

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プリンス スカイラインスポーツ クーペ(1963年・BLRA-3型)

1960年(昭和35年)にイタリアのトリノ国際自動車ショーで発表され、1967年(昭和37年)4月に発売された。
イタリアのジョバンニ・ミケロッティがデザインした、日本初の海外デザイナーによる市販車である。

プリンス スカイラインスポーツ クーペ(1963年・BLRA-3型)のフロントビュー

ミケロッティのデザインを再現するため、イタリアから職人を招聘して技術を伝承しながらハンドメイドで生産された。
展示車のボディカラーはパレルモベージュメタリック。

プリンス スカイラインスポーツ クーペ(1963年・BLRA-3型)

当時の価格はクーペが185万円、コンバーチブルが195万円。
1967年の大卒初任給が26,200円だったので、クーペの価格185万円は初任給70.6カ月分に相当し、現在の価値で1500万円近い高級車だった。
そのため、生産台数はおよそ60台にとどまった。

プリンス スカイラインスポーツ クーペ(1963年・BLRA-3型)のリヤビュー

トリノ国際自動車ショーに出品された現車の記事は下記リンクから。

日産 オートモビルカウンシルにスカイラインスポーツを展示
ヘリテイジカーの展示イベント「オートモビルカウンシル2017(AUTOMOBILE COUNCIL 2017)」が2017年8月4日から6日まで、千葉県の幕張メッセで開催された。今回はレストア後の初展示となる、プリンス スカイラインスポーツのプロトタイプを紹介する。
日産 56年前のプロトタイプを展示
「日産・プリンス合併50周年特別展示」が、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から2017年1月31日まで開催されている。イタリアのカーデザイナー・ミケロッティがデザインした「プリンス スカイライン スポーツ コンバーチブル」のプロトタイプが2016年9月12日から9月30日まで、日産グローバル本社ギャラリーで展示された。

プリンス スカイラインスポーツ クーペ主要諸元

ヘリテージコレクションNo.302
全長:4,650㎜
全幅:1,695㎜
全高:1,385㎜
ホイールベース:2,535㎜
トレッド(前/後):1,338㎜/1,374㎜
車両重量:1,350㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ド・ディオンアクスル
ブレーキ(前/後):ドラム/ドラム
タイヤ:5.90-15-4PR チューブレス

プリンス スカイラインスポーツ クーペ エンジン主要諸元

エンジン型式:GB4型 (直列4気筒・OHV)
総排気量:1,862㏄
最高出力:69kW(94ps)/4,800rpm
最大トルク:153N・m(15.6kgm)/3,600rpm

スカイラインスポーツクーペのプロトタイプを展示
「日産・プリンス合併50周年特別展示」が、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から2017年1月31日まで開催されている。「プリンス スカイライン スポーツ クーペ」のプロトタイプが2016年9月12日から9月30日まで、日産グローバル本社ギャラリーで展示された。
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