GT-R2台をグローバル本社ギャラリーで展示

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スカイラインGT-R 日産グローバル本社ギャラリー

日産グローバル本社ギャラリーでは日産自動車の創立80周年を記念した特別展示が行われており、スカイラインGT-Rが展示されている。

今回展示されているのは「R32GT-R」として知られるBNR32型で、市販車とレース仕様車の2台が展示されている。
展示期間は2014年1月7日から2月12日まで。
※2014年1月29日追記:展示期間が2014年3月31日まで延長された。

この特別展示は2013年9月に行われた人気投票で上位だった車種を展示するというもので、スカイラインGT-Rはスポーツカー&スペシャリティ部門(1980~1999年)で第1位だった。

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レースのために開発

8代目スカイライン(R32型)が発売されたのは1989年(平成元年)5月だったが、3か月後の8月にGT-Rは発売された。
R32型のボディバリエーションは4ドアセダンと2ドアクーペの2種類で、それぞれ「4ドアスポーツセダン」「2ドアスポーツクーペ」と呼ばれていた。
GT-Rは2ドアのみ設定された。

16年ぶりに復活したスカイラインGT-Rは、グループA規定の車両によって争われる全日本ツーリングカー選手権(JTC)で勝つことを目的として開発された。
2.6リッターという市販車としては中途半端な排気量や電子制御4輪駆動システム、当時国内最大だったリアスポイラー、他のグレードより幅の広い専用ボディなどはすべてJTCで勝つために最も有利という理由から決定されていた。

スカイラインGT-R 日産グローバル本社ギャラリー

R32型開発当時、日産社内では1990年に世界一のシャシー性能を目指す「901運動」という社内活動があり、これによって日本車としてはいち早くドイツ・ニュルブルクリンクサーキットでの開発テストを実施。
当時の市販車としては世界最速となる、8分20秒のラップタイムを記録し、乗用車ベースのスポーツカーとしては世界トップレベルの性能を実現した。

スカイライン 2ドアスポーツクーペ GT-R(1989年・BNR32型)主要諸元

記念庫No.210
全長:4,545㎜
全幅:1,755㎜
全高:1,340㎜
ホイールベース:2,615㎜
トレッド(前/後):1,480㎜/1,480㎜
車両重量:1,430㎏
サスペンション(前/後):マルチリンク/マルチリンク
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
タイア:225/50R16

エンジン主要諸元

エンジン型式:RB26DETT(直列6気筒・DOHC・ツインターボ)
総排気量:2,568㏄
最高出力:206kW(280ps)/6,800rpm
最大トルク:353N・m(36.0kgm)/4,400rpm

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