GT-R NISMO 2020年モデルが、東京・銀座の日産クロッシングで2019年4月17日から4月27日まで展示された。
2019年7月に受注を開始し、10月に発売される予定となっている。
GT-R NISMO 2020年モデル
前後のバンパー、トランクリッド、リヤウイングは従来からカーボン製だったが、2020年モデルでは新たにボンネットフード、フロントフェンダー、ルーフもカーボン製として、およそ10.5㎏の軽量化が行われた。
車両の重心点から離れた場所の部品を軽量化することで、コーナリング時の性能を高めている。
フロントフェンダーに追加されたエアダクトは、エンジンルームの熱を排出することで冷却だけでなく、排出された風によってフェンダー表面の空気の流速を下げてフロントのダウンフォースを向上させる効果があるという。
ブレーキローターはカーボンセラミック製で、キャリパーとパッドも新開発された。
R35GT-Rのブレーキローターの素材にカーボンセラミックが採用されたのは、2009年モデル~2011年モデルで設定されていた「GT-R Spec.V」以来となる。
レイズ製20インチ鍛造アルミホイールは、デザインが従来の6本スポークから9本スポークに変更された。
タイヤサイズはフロント255/40ZRF20(101Y)、リヤ285/35ZRF20(104Y)。
マフラーは従来からチタン製だったが、2020年モデルではフィニッシャーもチタン製となった。
新たに追加されたカーボン製ボディパネル(ボンネット・フロントフェンダー・ルーフ)とカーボンセラミック製ブレーキ、改良されたレカロのカーボン製バケットシートの合計でおよそ30kgの軽量化が図られている。
GT-R NISMO 2020年モデルの変更点
新規に追加、または変更された装備は下記の通り。
・カーボンルーフ
・カーボンフード(NACAダクト付)
・カーボンフロントフェンダー(エアアウトレット付)
・NISMO専用GT3タービン(IHI製高効率、大容量ターボ)
・カーボンセラミックブレーキ(NCCB:Nissan Carbon Ceramic Brake)
・レイズ製20インチアルミ鍛造ホイール
・新開発サスペンション/ハイグリップタイヤ
・RECARO製カーボンバックバケットシート(専用設計)
従来型のGT-R NISMO 2018年モデルの記事は下記リンクから。
https://nissangallery.jp/crossing/gt-rnismo_201902/