日産のブランド発信拠点である東京・銀座のショールームが、従来の日産銀座ギャラリーから新たに「NISSAN CROSSING(日産クロッシング)」として2016年9月24日にオープンした。
日産クロッシングは 最先端テクノロジーを搭載した未来のクルマの展示だけでなく、センターステージでのプレゼンテーションや大型タッチスクリーンでの情報発信など、クルマと人間と社会との新しい関係を体験できる、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の発信拠点となる。
オープン初日の展示を紹介する。
日産クロッシング オープン
1階の展示
入口横のシリンダー型のステージには、2015年東京モーターショーに出品された「GRIPZ Concept(グリップス コンセプト)」が展示された。
1階フロアにはGT-R NISMOの欧州仕様を展示。
欧州仕様のため左ハンドル。
車両説明用のタッチパネルは、3か国語対応となっている。
1階のセンターステージには、2015年東京モーターショーに出品されたIDS Conceptを展示。
1階の壁面には、 大迫力のサラウンドスピーカーと高精細LEDモニターによる「The Theater(ザ・シアター)」を設置。
2階の展示
「スパイラルステージ」にはセレナが展示されている。
日産クロッシングのデザインテーマである「Spiral(スパイラル)」を照らす照明が、展示車を演出する。
天井には白いスパイラルが取り付けられている。
「シリンダートップ」には、電気自動車のリーフとクリエイター名和晃平氏のコラボレーションカーを展示。
こちらも天井はデザインテーマである「スパイラル」を表現したデザインとなっている。
「インタラクティブウォール」には、歴代の日産車の写真が踊っている。
写真をタッチすると説明が表示される。
「VR レーシング」はGT-Rが参戦しているレースを、360度Virtual Realityコンテンツを通して、まるで自分が運転しているような感覚で体感できる。
「日産ブティック」では、ミニカーやキーホルダーといった日産グッズだけでなく、日本の伝統工芸を融合した「日産クラフトアーツセレクション」の商品も販売している。
日産クラフトアーツセレクションは伝統塗箸や江戸切子がラインナップされている。
「CROSSING CAFE(クロッシング カフェ)」では、日産車や自分の写真をプリントしたマキアートや、コールドプレスソーダなどの飲み物と軽食が用意されている。
銀座4丁目交差点に面した2階のガラス面にLEDを組み込んだ、「バーチャル ファサード」を採用。
銀座プレイスの外観と連動したファサードモードや、クリエイターの中村勇吾氏とコラボレーションして制作したアーティストモード等、様々な変化が銀座の街を彩る。
労働組合も日産クロッシングに登場
日産クロッシング前の歩道では、労働組合が日産に対して抗議活動を行っていた。
配布されたチラシによると、日産の工場では有期労働者に対するパワハラやいじめが行われているとのこと。
きれいなショールームの裏に隠されている日産のもう一つの側面。