日産GT-Rに、2007年の発売以来最大となる改良が施され、2017年モデルとなった。
日産グローバル本社ギャラリーでは、2016年7月11日から8月25日まで展示イベントが行われ、5台が展示されている。
日産GT-R 2017年モデル
今回展示された5台のグレードは、GT-R Pure Edition1台、GT-R Black Edition2台、GT-R Premium Edition2台である。
2台のGT-R Black Editionは、1台が標準状態で、もう1台にはメーカーオプションのカーボンバックバケットシートとカーボン製リアスポイラー、カーボン製トランクリッドが装着されている。
GT-R Premium Editionも2台展示されており、2台ともメーカーオプションのファッショナブルインテリアを装着。
内装色はアンバーレッドとタンである。
GT-R 2017年モデルは、以前の記事にあるように、様々な改良が施された。
フロントバンパーとフロントグリルの形状変更で、冷却性能と空力性能を向上。
サイドシル・Cピラー・リアバンパーの形状変更による空力性能向上。
ボディ剛性の向上により、しなやかに動くサスペンションセッティングが可能となり、タイアの接地性が向上した。
アルミホイールは新デザインのY字スポークで、ブラック塗装の後に表面を切削し、さらにブラッククリアーコートを行う「レイヤードブラックコート+切削光輝」を採用。
内装では、インストルメントパネルが変更され、ナビ画面が7インチから8インチへと大型化されると同時にスイッチ数を半減。
パーキングブレーキレバーの左側、ドライバーの手元に位置するマルチファンクションスイッチで身をかがめずにナビの操作が可能となった。
マルチファンクションスイッチが装着されるコンソールベースは軽量で剛性に優れたカーボン製となっており、走りの高揚感を演出している。
エアコンパネルのデザインも変更。
その下に備わる3つのスイッチはVDC-R・ショックアブソーバー・トランスミッションの制御を切り替える「セットアップスイッチ」。
インストルメントパネル下部、運転席の膝近くに配置される3つのボタン。
左は2017年モデルで新たに装備された「エキゾースト・サウンド・コントロール」で、エンジン始動から低回転走行時に排気音量を低減する。
右は2017年モデルで採用された、フロント&バックソナー。
中央はヘッドライトのアクティブAFS。
GT-Rのエンジンを組み立てるのは、日産社内でたった5人の「匠」。
2013年モデルからエンジンルームに組み立て担当者のネームプレートが付くようになったが、今回の2017年モデルではネームプレートのデザインが変更された。