日産グローバル本社ギャラリーでは、2016年6月1日から7月31日まで、「オールド・ダットサン展示イベント」を開催している。
日産は初期のダットサン車を日産のDNAの一つとして大切に考えており、近年は所蔵するダットサン車を戦後に改造された状態から、オリジナルの状態に戻す活動を進めている。
イベントの後半である2016年7月1日から7月31日まで、ダットサン16型クーペが展示されている。
ダットサン 16型クーペ(1937年・16型)
1937年(昭和12年)4月にデビューした16型は、セダンやフェートンとともに、クーペとロードスターがラインナップされた。
クーペはセダンと異なり、サイドステップがなく、埋め込み型ドアハンドルなど斬新なディテールと流麗なスタイリングを特徴とする。
シートはブラウンのベンチシートになっている。
クーペは10型・11型・12型に設定されていたが、13型と14型には設定がなく、15型から再登場するが17型では再び廃止された。
ダットサンのクーペモデルは生産台数が少ないことから極めて貴重である。
ヘリテージコレクションNo.278
全長:3,129mm
全幅:1,199㎜
ホイールベース:2,005㎜
トレッド(前/後):1,038/1,049㎜
サスペンション(前/後):横置きリーフ/リーフリジッド
ブレーキ(前後共):ドラム
タイア(前後共):4.00-16 バルーン
エンジン主要諸元
エンジン型式:7型(直列4気筒・サイドバルブ)
総排気量:722㏄
最高出力:12kW(16ps)/3,600rpm