日産グローバル本社ギャラリーでは、2015年3月3日から3月31日まで、ダットサンスポーツ1600が展示された。
ダットサンスポーツ1600は、日本では「フェアレディ1600」として販売された車両の北米向け輸出仕様である。
ダットサンスポーツ1600(1968年 SPL311型)
日本でのフェアレディの販売は1962年(昭和37年)10月発売のダットサンフェアレディ1500(SP310型)からで、その発展型として1965年(昭和40年)5月にデビューしたフェアレディ1600(SP311型型)は国産車初となるポルシェタイプの4速フルシンクロトランスミッションを採用していた。
展示車は1968年モデルの北米向け輸出仕様のダットサンスポーツ1600(SPL311型)で、2015年(平成27年)2月に逝去した片山豊氏が社長を務めていた時代の米国日産が現地で販売した1台。
ダットサンスポーツは次期モデルのダットサン240Z(日本名フェアレディZ)への布石となった。
ヘリテージコレクションNo.279
全長:3,955㎜
全幅:1,495㎜
全高:1,325㎜
ホイールベース:2,280㎜
トレッド(前/後):1,275㎜/1,200㎜
車両重量:945㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/半楕円リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ディスク/ドラム
タイア:5.60S-14-4PR
エンジン主要諸元
エンジン型式:R型(直列4気筒・OHV)
総排気量:1,595㏄
最高出力:71kW(96ps)/6,000rpm
最大トルク:140N・m(14.3kgm)/4,000rpm