2013年4月15日から6月5日まで、日産グローバル本社ギャラリーに展示されているXANAVI NISMO Z(ザナヴィ ニスモ Z)。
全日本GT選手権およびスーパーGTのGT500クラスにおいて、スカイラインGT-R(R34)が生産終了となってからGT-R(R35)が登場するまでの間、フェアレディZ(Z33)が使われていました。
XANAVI NISMO Z(ザナヴィ ニスモ Z)
XANAVI NISMO Z(ザナヴィ ニスモ Z)(Z33型・2007年スーパーGT GT500クラス参戦車)
スカイラインGT-R(BNR34)の市販車が2002年に生産終了となったため、全日本GT選手権(現在のスーパーGTの前身)GT500クラスでのスカイラインGT-Rでの参戦を2003年シーズンで終了したニスモは、2004年から参戦車両をフェアレディZ(Z33)へ変更しました。
Z33は参戦初年度にもかかわらず、2004年の全日本GT選手権 GT500クラスのシリーズタイトルを獲得し、全日本GT選手権からスーパーGTに名称変更した2005年にはドライバーズタイトルこそ逃したものの、ニスモがチームタイトルを獲得しています。
今回の展示車はZ33のGT500クラス最後の年にあたる2007年シーズン参戦車で、エンジンをそれまでのV型6気筒・ツインターボのVQ30DETTからV型8気筒・自然吸気のVK45DEへと変更しています。
ドライバーは2004年にドライバーズ・チーム両タイトルを獲得した際と同じ本山哲/リチャード・ライアン組(第6戦・鈴鹿1000kmのみ安田裕信選手が第3ドライバーとして参加)でした。
開幕戦・鈴鹿で2位、第3戦・富士で優勝を果たしてシリーズランキング8位でシーズンを終え、翌2008年にGT-R(R35)に移行しました。
ザナヴィ ニスモ Z 2007年成績
開幕戦(鈴鹿)2位
第2戦(岡山)リタイア
第3戦(富士)優勝
第4戦(セパン)14位
第5戦(菅生)リタイア
第6戦(鈴鹿)3位
第7戦(もてぎ)13位
第8戦(オートポリス)12位
第9戦(富士)14位
獲得ポイント 48ポイント
シリーズランキング 8位
XANAVI NISMO Z(ザナヴィ ニスモ Z)2007年モデル主要諸元
全長:4,730mm
全幅:1,940mm
ホイールベース:2,650mm
車両重量:1,100kg
トレッド(前/後):1,640mm/1,635mm
ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
タイア:330/40R18
エンジン型式:VK45DE(V型8気筒・DOHC)
排気量:4,494cc
最高出力:367.7kW(500ps)以上/5,600rpm
最大トルク:509.9N・m(52kgf・m)/4,000rpm