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ニスモ30周年記念展示でスカイラインGTS-Rのレース仕様車を展示

日産グローバル本社ギャラリーでは創立80周年特別展示イベントが開催されており、2014年9月12日から10月26日まで第3弾としてニスモ30周年記念展示が行われている。

今回は、R31型スカイラインGTS-Rのレース仕様車を紹介する。

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スパで6位入賞

スカイラインGTS-R

1987年(昭和62年)、7代目スカイラインのマイナーチェンジの際に追加されたのがモータースポーツのベースモデルである「GTS-R」。

大容量ターボチャージャーやステンレス製エキゾーストマニフォールドを装備することでベース車より20ps高い210psの最高出力を得ていた。
外観ではベース車の可動式から固定式に変更されたフロントスポイラーや当時の安全基準の範囲内で最大限に大型化されたリアスポイラーが装備された。

展示車はニッサン・モータースポーツインターナショナル(ニスモ)がイギリスに設立したNMEによって制作されたレース車両で、1988年(昭和63年)の欧州ツーリングカー選手権(ETC)参戦車。

ドライバーはアラン・グライス/ウィン・パーシー組で、世界3大耐久レースの1つであるベルギーのスパ・フランコルシャン24時間レースではドライバーにアンデルス・オロフソンを加えた3人で総合6位入賞を果たした。

リアウインドウには市販車に付いていたリアワイパーと「HICAS」ステッカーがそのまま残されている。

メーターパネルを見ると、ブースト圧は最大1.6㎏で使用されていたことが分かる。

スカイラインGTS-R 1988年欧州ツーリングカー選手権参戦車(1988年 KRR31型)

ヘリテージコレクションNo.255
全長:4,660㎜
全幅:1,690㎜
全高:1,325㎜
ホイールベース:2,615㎜
トレッド(前/後):1,460/1,465㎜
車両重量:1,160㎏
サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ:(前/後):14インチベンチレーテッドディスク/12インチベンチレーテッドディスク
タイア:230/60R17

エンジン主要諸元

エンジン型式:RB20DET-R(直6・DOHCターボ)
総排気量:2,029㏄
最高出力:294kW(400ps)/7,200rpm
最大トルク:412N・m(42.0kgm)/6,000rpm

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