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富谷さんの仕事だった。

ダットサン14型ロードスター 展示

横浜市にある日産グローバル本社ギャラリーでは日産自動車創立80周年を記念した特別展示が行われ、1935年製「ダットサン14型ロードスター」が2013年10月25日から11月10日まで展示されている。

富谷さんの仕事だった。

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兎のマスコットもデザイン

1935年(昭和10年)4月に発売されたダットサン14型は、日産自動車が日本で初めて大量生産を行った自動車である。
1935年の日本国内における乗用車の年間生産台数は5,350台に過ぎなかったが、自動車の普及を目指した日産自動車創業者・鮎川義介は東京と大阪にあったダット自動車製造の工場を買収し、大量生産を開始したのだ。

2人乗りのオープンボディやフロントに取り付けられた兎(うさぎ)のマスコットは、当時日産自動車の社内デザイナーだった富谷龍一氏によるもの。
ちなみに富谷氏は戦後日産を離れて独創的な小型車「フライングフェザー」「フジキャビン」を設計し、軽量・コンパクトなクルマ作りを追求した自動車エンジニア・工業デザイナーとして知られている人物。

ダットサンに兎のマスコットが付いている理由については、当サイトで以前掲載したダットサンの由来を参照していただきたい。

ダットサン14型ロードスター(1935年 14型)主要諸元

全長:2,800㎜
全幅:1,200㎜
ホイールベース:1,980㎜
トレッド(前/後):980㎜/1,016㎜
車両重量:580㎏

エンジン主要諸元

エンジン型式:7型(直列4気筒・サイドバルブ方式)
総排気量:722cc
最高出力:11kW(15ps)

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