第43回東京モーターショーの日産ブースでは、放送作家の小山薫堂氏と日産自動車チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏による「DESIGN TALK LIVE」が開催された。
第7回は横浜市で行われている電気自動車の実証試験「チョイモビ」について。
地域のインフラに
(その6の続き)
中村:チョイモビって言うんですけど…
小山:あれは実際もう走ってるんですか?
中村:ここにいる皆さん乗れます。
インターネットで登録して会員になっていただくと、スマートフォンで予約して、横浜に50か所駐車場あって乗り捨てができるんです。
いま50台あって、ものすごい人気で予約が取れない状態。1分20円で借りられますから30分乗って600円ですから、皆さんインターネットで「横浜 チョイモビ」で
入れていただくと出てきますので乗れます。
小山:横浜市内から出ることはできない?
中村:出来ないですけれども、みなとみらいから出発して山下町行ったり、中華街行ったりして乗り捨てて地下鉄で帰ってくることもできるシステムです。
小山:あれいいですね。クルマというものが地域のインフラになるわけですね。
中村:小さいですけど2人乗りなんです。1人しか乗れないように見えますけどもバイクのように後ろにもう1人。
小山:窓は付いてないんですか?
中村:付いてないです。でも逆に外の風を感じて楽しいです。
小山:屋根付き自転車みたいな感じなんですね。
中村:これも電気自動車ですから音もなく風の音を感じられるんです。
小山:最高速度はどのくらい出るんですか?30km/hとか?
中村:もっと出るでしょう。50~60km/hは出るんじゃないかと思うんですけど。
これ、実を言うとまだ日本では正式に認可されてなくて、実証試験ということで横浜市内だけで運転が許されてるんですね。
今後正式に認可されると皆さんも買えるようになるんですね。
(現在は)運転はできますけど売ることができない。
(その8へ続く)